紅茶の輸出入販売

弊社では、スリランカにある自社農園・工場から茶葉を輸入して販売しています。
農園と工場はスリランカの中央内陸部、かつてシンハラ王国が栄えた古都キャンディにあります。
キャンディは 標高600~1400mのミディアムグロウンに位置し、東側はヌワラエリアに隣接した、セイロンティの父:ジェームス・テイラーがスリランカで初めて紅茶の栽培に成功したセイロンティー発祥の地です。

弊社では、茶畑(山)の中に工場を併設しています。
そのため鮮度を落とすことなく工場まで運ぶことができます。
また、工場は24時間稼働しているので、その日採れた茶葉をその日のうちに紅茶にできます。
とれたての茶葉は、10~14時間程で紅茶になります。

特徴

弊社の紅茶(キャンディのセイロンティー)は

鮮やかな紅色をした美しい水色が目を楽しませてくれる

タンニンが比較的少なく、渋みが少なめだが程よいコクと甘みのありソフトでマイルド、軽さのある飲みやすさ

タンニンが少ないことからクリームダウンが起きにくく、 冷えても綺麗な水色が保てる為アイスティーにも最適

1年中穏やかな気候のため、クオリティシーズンがなく 常に安定した品質と生産量を維持できる

他の味や香りの邪魔をせず、主張しすぎず協調性がある

という特徴があります。
そのため、キャンディの個性的ではない個性は万人受けしやすく、紅茶初心者や、各種ブレンド、フレーバーティーにもおすすめです。

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自社ブランド:PIKOK(ピークック)

弊社では、自社商品として『PIKOK』というブランドを展開しています。
スリランカではクジャク(ピークック)は神の乗り物、幸せを運ぶ鳥として知られています。
PIKOKはセイロンティー発祥の地キャンディの自社農園から取れた茶葉をその日のうちに自社工場で製茶。 とれたての鮮度の良いキャンディの紅茶をベースに、キャンディ専門のブレンダーがブレンドした紅茶で紅茶ファンに幸せなひと時を提供します。


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Srilanka Tea Board

弊社の茶畑で生産している紅茶は、Srilanka Tea Boardに認められた高品質なセイロンティーです。

お茶はスリランカでは国家的なビジネスです。
以前はセイロンと呼ばれイギリスの植民地だったインド洋のこの小さな島は、妥協のない伝統的な方法と基準に従って栽培され、世界最高の紅茶を生産することで有名です。
1880年代以来、セイロンティーは国の主要かつ最も有名な輸出品でした。
何世代にもわたって、それはスリランカ経済のバックボーンを形成し、今日でも、国の財産において重要な役割を果たしています。
Tea Boardは、スリランカのお茶業界の最高規制機関です。
1976年に設立され、耕作業者、製造業者、トレーダー、輸出業者、農園の従業員など、業界に関わる民間および政府機関の代表者で構成されています。
これにより、6つの部門に構成されてスリランカのお茶業界を管理しています。

  1. 海外のお茶の買い手やお茶のブランドオーナーにアドバイスと支援を提供
  2. 茶の輸出業者、トレーダー、メーカー、栽培者へのアドバイスと支援の提供
  3. セイロンティーの「ブランド」の定義、保護、宣伝
  4. セイロンティーの産地の定義、保護、認証
  5. スリランカから輸出されたお茶の品質と純度の監視と管理
  6. セイロンティーの販売と消費を世界的に促進する

セイロンティーのSYMBOL OF QUALITYは、確かな品質を証明するマークです。

Slide 紅茶の製造工程 紅茶の製法は、大きく分けて3つあります。
イングルガラ茶園で行っている紅茶の製造方法は『オーソドックス製法』です。
この製法は、200年前から中国で行なわれていた伝統的な製法です。現在では機会を用いて作られている工場が多いですが、手作業で作られていた時代と同じ工程を再現しています。
Slide 紅茶の製造工程 一定のレベルに成長した木から、生葉(なまは)の一芯二葉(新芽とその下の二葉)を敬意をもって人の手で摘みます。
スリランカでも機械で摘菜する農家は増えてきていますが、弊社では手摘みにこだわっています。
確かに機械での摘菜は効率よく収穫できますが、母体の木が傷んで長生きできなくなります。
さらに一葉一葉に傷が付くことでそこから発酵が始まり、味にばらつきが出てしまいます。
しかし手摘みをすることで、紅茶の成分をたくさん含み味のばらつきが無く新鮮な茶葉をお客様にお届けすることができます。
また、人の手で摘むことで不純物の混入を防ぎ、安全な茶葉を作ることにも繋がります。
~ 1. 摘採(てきさい) ~
Slide 紅茶の製造工程 摘まれた生葉は、計量後速やかに工場に運ばれます。
茶畑内に工場があるため、鮮度を落とすことなく工場まで運びこむことができます。
~ 2. 輸送 ~
Slide 紅茶の製造工程 萎凋は、紅茶の製造において最も重要なプロセスです。

主な目的は、葉の水分含有量を減らし、葉を柔らかくすることです。
この工程により葉は柔軟になり、次の揉捻(じゅうねん)の行程で葉を揉みやすく、葉が小さな破片に崩れることを防いでいます。
摘み採った生葉の総重量の約75 %は水分です。
生葉は、約 1 フィートの深さの萎凋棚(木枠に網が張られている棚)に広げられ、網の下からの風により水分を減らします。
この結果、生葉の総重量は 50~60 %に減少します。この工程は、気象条件に応じて8 ~18時間行われます。
~ 3. 萎凋(いちょう) ~
Slide 紅茶の製造工程 揉捻の目的は、湾曲した茶葉の外観を整えることと、揉むことにより葉の細胞壁を破壊して葉汁を出させ、酸化発酵を開始させることです。

カテキンと葉汁に含まれる酸化酵素が空気中の酸素に触れることにより活性化し、酸化発酵します。
この酸化発酵が、紅茶の香り、味、水色、コクを引き出すベースとなるカギとなります。
~ 4. 揉捻(じゅうねん) ~
Slide 紅茶の製造工程 揉捻した茶葉は固まりになるので、これをほどき酸化発酵を促進する作業です。
また、揉捻の過程で温度が上昇した葉を冷却します。
自動玉解機(ふるい分け)にかけます。ふるいに残った大きい葉は、再び揉捻機にかけられます。
~ 5. 玉解き・ふるい分け ~
Slide 紅茶の製造工程 温度・湿度をコントロールし、発酵の行程が行われます。

揉捻で開始した発酵は、この工程にて終了となります。
酸化酵素の作用を利用してカテキン類を酸化発酵させます。
この発酵により、緑の葉は茶褐色の茶葉へ変化します。
葉の温度は約25 ~ 30 ℃に維持されます。

茶葉の変化(色・香り)をその日の状況に応じて見極め、次の行程へ移します。
~ 6. 発酵 ~
Slide 紅茶の製造工程 茶葉に熱い空気を通すと、発酵酵素の働きが止まり、紅茶の色・香りが固定されます。
乾燥により、水分は2 ~ 3 %に減少します。
保管中の茶の劣化を防ぐためにとても重要な工程です。
120~125 ℃で、 17~18 分乾燥させます。
萎凋の際に葉の水分量を 50 ~60 %にした後、次の工程に移るので通年同条件となっています。
~ 7. 乾燥 ~
Slide 紅茶の製造工程 出来上がった茶葉(荒茶)に混入している異物(石、葉軸、茎など)を、静電気選別にて取り除きます。 ~ 8. 仕分け ~ Slide 紅茶の製造工程 ふるいにかけ、メッシュの大きさにより茶葉を大きさ別にグレード分けをします。 ~ 9. グレード分け1 ~ Slide 紅茶の製造工程 ふるいにかけられた後、茶葉の最終選別として高度な光学技術を要したカラーセパレーターを通すことにより
異物除去をし、より正確にサイズ・グレード分けをおこなうことができます。

ここで弊社で作ることのできる26グレードごとに別けられた茶葉は、次の工程に進みます。
~ 10. グレード分け2 ~
Slide 紅茶の製造工程 グレード分けされた茶葉を、金属化ポリエステルで内側をコーティングされた紙袋に入れていきます。
この袋を使用することで光を遮断し長期に鮮度・品質を保つことができます。
~ 11. 包装 ~ *”MF0341”はINGRUGALA ESTATEの工場番号
Slide 紅茶の製造工程 濡れた茶殻をカップのフタの上におき、水色と比較をしやすくします。
形や色艶を見て葉の硬さなど、手触りを確かめます。
スプーンで紅茶を口いっぱいに広がるように吸い上げて、吐き出します。
鼻腔周辺まで吸い上げることによって、腔内にも香りが広がり、風味とあわせて、正確に判断します。
全行程をクリアした茶葉のみ、現在国(スリランカ)を通して各国に輸出され、紅茶愛好家の元へ渡っています。
~ 12. テイスティング ~

フェアトレードへの取り組み

弊社では、国際フェアトレード基準に基づいて事業を進めています。

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